デリカD:5に乗り換えて1ヶ月。三重キャンプ旅行で見えてきた本音

新車のデリカD:5に乗り換えてから1か月ほど経ちました。今回、三重県への1週間のキャンプ旅行(約1,400km)を通じて感じたことも含めて、デリカD:5について改めてまとめてみようと思います。結論から言うと、車選びで大事なのは「自分が何を優先したいか」なんだな、と改めて感じた1か月でした。

🚙 三重キャンプ旅行での実走データ

2026年7月、家族4人でデリカD:5に乗り込み、三重県名張市のLodge Akametoを拠点に1週間の旅行に出ました。

キャンプ場に到着した様子

総走行距離は約1,400km。家族4人分の荷物とキャンプ道具をフル積載した状態での実測です。

⛽ 燃費実測(帰路441km、高速中心):約14.5km/L
30.4L × 151円(軽油)= 約4,590円

大人2名・子供2名・キャンプ道具フル積載の状態で14.5km/Lという燃費は、かなり優秀だと感じました。ディーゼルなのでガソリン車より燃料代が安いのも助かるポイントです。

🧾 1,400km全体の交通費
燃料代:約14,600円
高速代(障害者割引適用後):約10,890円
旅行全体の交通費 合計:約25,500円

1,400kmの家族旅行としては、比較的コンパクトな交通費だったと思います。

📦 積載力について

デリカD:5に乗り換えて一番実感したのは、荷物の積載力です。3列目シートを格納した状態で、後部にはキャンプ道具をぎっしり積み込みました。一番上にはベビーカーも載せています。それだけ積んでも、2列目はすかすかのまま使えるのが大きなポイントです。

3列目シートを格納した状態で後部座席に荷物満載の様子

以前乗っていたハリアーの時は、キャンプ道具を積むと後部座席の足元や座席の真ん中にまで荷物があふれてしまい、後ろに座る母さんくらげはかなり窮屈な思いをしていました。デリカにしてからは荷室にしっかり積み込めるので、2列目の後部座席には荷物が侵食せず、母さんくらげはハリアーの時より快適に座れています。

2列目後部座席。長男くらげに汚された跡はあるものの、荷物は一切置かれていない状態

座席が多少汚れることはあっても(笑)、荷物に埋もれる窮屈さがないというのは、家族全体の快適さで見るとかなり大きな違いでした。

とはいえ障がいを持つ長男くらげが車を汚すのは日常茶飯事で、一瞬目を離した隙におにぎりを座席に擦り付けられたりと、なかなか大変です。チャイルドシートの下にはビニールシートを敷いていたのですが、これもびりびりに引き裂かれてしまいました。

🧵 そこで、以前タープが壊れてしまった際に残っていた屋根部分の生地(防水性が高い素材)を使って、TOKYO OTOKOミシンで座席用のシートを作ろうと思っています。この生地なら手で簡単に破けることもなく、防水性も抜群なはずです。完成したらまた別記事でリンクを貼りますね。

📺 三菱自動車関係者の方へ:マルチアラウンドモニターについて

荷物をたくさん積むと、後方がルームミラーで見づらくなります。デリカにはマルチアラウンドモニターが搭載されていて、ミラーの半分に後方画像を映すことができるのですが、その場合ナビ画面も後方映像に切り替わってしまいます。

できればナビはナビのまま使いつつ、ミラー部分にだけカメラ映像を映せないだろうか、と思って調べてみました。

調べてみたところ、デリカD:5のマルチアラウンドモニターは、CAMERAスイッチを押すとルームミラーとナビの両方が連動して同時に切り替わる仕様になっているようです。カメラの映像信号がミラーとナビへ同時に出力される一つの経路になっていて、「ミラーだけに表示、ナビは別画面のまま」という個別の出し分けができる設定はメーカー標準では用意されていません。実際にディーラーに相談した方の事例を見ても、同様の仕様変更(後退時にバックカメラ映像のみ強制表示になる、など)は電装系の設定次第で難しいという回答だったようです。

他社の状況も調べてみたところ、トヨタなどが採用している「デジタルインナーミラー」は、そもそもナビと完全に独立したシステムになっているようです。専用のリアカメラと専用のミラー内ディスプレイのセットで、ナビとは切り離された「鏡面ミラーモード⇔デジタルミラーモード」の切り替えのみで動作しており、ナビ側の表示には一切影響しません。つまり、最初から「ミラー用の映像経路」と「ナビ用の映像経路」が独立した設計になっているということのようです。

デリカのマルチアラウンドモニターは、駐車支援(俯瞰視点やサイドビュー)を目的とした一つの映像システムとして、ミラーとナビの両方に同じ映像を出力する設計になっているため、トヨタ方式のような「常時・ミラー専用のカメラ映像」とは、そもそもの仕組みが違うのだろうと思います。

AIにも調べてもらいましたが、現状の仕様ではできなさそうという結論でした。三菱もトヨタのように、ミラーとナビを独立させた設計にしてくれればいいのになと思います。

🙏 もし三菱自動車の社員の方、ディーラーの方がこの記事をご覧になっていたら、ぜひこの要望を叶えていただきたいです。

🛣️ 高速道路での乗り心地

以前10年ほど乗っていたハリアーと比べて、時速100kmを超えたあたりで道路の継ぎ目やちょっとした荒れた路面にさしかかると、「トン、トン」と跳ねるような感覚があることに気づきました。高速道路の橋の継ぎ目や、舗装の荒れた区間を通過するときに特に顕著で、車体がひと呼吸置いて上下に揺れるような感触です。車高が高いぶん、橋の上やトンネルの出口など、横風の影響を受けやすいとも感じています。

これは単純に「デリカが悪い」という話でも、「どちらの車が優れているか」という話でもなく、そもそも作られた目的が違う車を比較していただけなんだな、というのが今のところの結論です。デリカのような車高の高さや悪路向けの足回りは、林道や凸凹の未舗装路ではむしろ強みになる一方で、高速道路の継ぎ目のような小刻みな凹凸に対しては、逆に跳ねやすさとして出てしまうんじゃないか、と感じています。

🏔️ この実力、まだ本気を出していない気がする

普段よく行くキャンプ場は道路がしっかり整備されていることが多く、デリカの悪路走破性からすると、正直かなりオーバースペック気味だということです。

雪道や本格的な未舗装林道など、もっと悪条件の道を走る機会が増えれば、デリカの本領はここからが本番なんだろうなと思っています。今は「実力の一部しか使えていない」状態なのかもしれません。

✅ まとめ:デリカはそもそも高速をひたすら飛ばす車ではない

くらげファミリーがデリカを選んだのは、キャンプ場までの林道もこなせて、車中泊もでき、荷物もたくさん積める車が欲しかったからです。高速道路をどこまでも快適に飛ばすための車ではなく、「行った先で真価を発揮する車」として選びました。

なので、高速道路での多少の突き上げ感は、デリカが与えてくれる他の価値との、納得ずくのトレードオフだと捉えています。

今回の三重キャンプ旅行の全体レポートはこちらの記事にまとめています。訪れた観光スポットや障害者割引情報なども載せているので、あわせてどうぞ。


💭 ここから先は、くらげ父さんの勝手な考察です(暇なときにどうぞ)

正直、くらげ父さんは車に詳しいわけではないので、ここから先は専門的な裏付けというより「たぶんこういうことなんじゃないか」という素人の推測です。話半分で読んでもらえればと思います。

ブランドごとの技術力の差というより、「高速安定性を重視した車か、悪路走行を重視した車かのトレードオフ」なんじゃないかな、と思っています。

そういえば、30年近く前にマスターエースに乗っていた頃も、高速で100km/hを出すだけでブレブレになって怖かった記憶があります。若さゆえに、全集中して120km/h付近まで出して走らせていたこともありましたが、毎回すごく疲れました。

マスターエースは実はハリアーと同じトヨタ車です。それでもあの箱型ならではの不安定さは、車高の高さゆえの特性だったんだろうなと今なら思います。あの頃の緊張感と比べれば、今のデリカは同じ「車高が高い箱型」というカテゴリーでありながら、驚くほど安定していて運転しやすくなっています。30年分の進化はしっかり感じられます。

このことを考えていて、ふと「これって不動産の物件選びと同じ構造だな」とも思いました。駅近だけど狭い、広いけど駅から遠い、利回りは高いけど築古で修繕リスクがある……。何もかも完璧な物件というのは存在しなくて、結局は「自分が何を優先するか」を決めて、その代わりに何を差し出すかというトレードオフの話です。車も同じで、どちらも「万能」ではなく、「何かを尖らせた結果、何かを差し出している」だけなのだと思います。

くらげ父さん、今日も漂流中🪼

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