今回は「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」に、長男くらげを連れて行ってきたときの記録です。2024年12月10日(火)に訪れたので少し前の情報にはなりますが、障がい者割引の使い方や館内のバリアフリー環境、そして実際にスタッフさんとやり取りする中で感じたことをまとめておきたいと思います。料金や運用は変更されている可能性があるので、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
【基本情報】
施設名:横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-9
入館料:1歳以上は大人・子供共通で2,200円~2,800円(日によって価格が変わる変動価格制)、1歳未満は無料
障がい者割引:身体障害者手帳・療育手帳(愛の手帳など)・精神障害者保健福祉手帳のいずれか、またはミライロIDの提示で、本人+付き添い1名まで入館料が半額に
駐車場:施設直結のB1駐車場に障がい者用駐車スペース3台分あり(一般料金は公式サイトでご確認ください)
訪問日:2024年12月10日(火)(※価格・運用は変更されている可能性があります)
お勧め度
- 障がい者割引:★★★★★
- スタッフさん:★★★★★
- 楽しさ(長男くらげ視点):★★★★★
- 楽しさ(親視点):★★★★★
- バリアフリー:★★★★★
(⭐基準はこのブログについてをご参照ください)
※「楽しさ」について:長男くらげ自身はショーなどで終始笑顔で、純粋にとても楽しんでいたので、長男くらげ視点なら★4をつけたいくらいです。一般的なご家庭であれば非常に満足度の高い施設だと思います。この記事自体は「全然おすすめしません」というものではなく、長男くらげ視点も含めて書いていますが、後述するスタッフさんとのやり取りも含めて、くらげ父さん視点で評価すると★0、というのが率直なところです。
割引・入館料について
入館料は1歳以上であれば大人も子供も同じ料金体系で、2,200円~2,800円の変動価格制(日によって価格が変わります)、1歳未満は無料です。障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のいずれか)を持っている本人と、付き添い1名までがこの入館料から半額になるので、単純計算でも1,100円~1,400円ほど安くなる計算です。障害者手帳アプリの「ミライロID」も使えます。
この割引は公式サイトの日時指定WEBチケットの事前購入には対応していません。必ず当日、現地のチケット売り場で手帳(またはミライロIDの画面)を提示して購入する必要があります。
チケット売り場自体の対応は特に悪い印象はなく、スムーズに購入できました。
アクセス(横浜駅東口からタクシー)
父さんくらげは横浜駅の東口からタクシーで向かいましたが、乗り場を見つけるのに少し戸惑いました。土地勘がないと分かりにくい場所だった記憶があるので、これから東口からタクシーを使う予定の方は、時間に少し余裕を持っておくと安心かもしれません。ちなみに乗ったタクシーの運転手さんいわく、このあたりは駐車料金がかなり高いので、車よりも電車で来る方がいいとのことでした。
館内のバリアフリー環境(公式情報より)
正直なところ、当日はスロープの傾斜など細かい部分まではあまり覚えていないのですが、あらためて公式サイトのQ&Aを確認する限り、館内はスロープとエレベーターで車椅子移動が可能で、1階~3階それぞれに多目的トイレ(おむつ交換用ベッド付き)が用意されているとのことです。設備面としてはかなりしっかり作られている印象を受けました。
実際に利用した方のレポートでも、エレベーター完備で来館ルート自体はバリアフリー、多目的トイレは車椅子ユーザーにも十分な広さ、救急救命士が常駐していて安心感がある、といった声が上がっています。一方で、入館用スロープの傾斜が手動車椅子だとやや上りづらい、子ども向け家具(テーブル・椅子)の高さが車椅子ユーザーの親には使いづらい、といった指摘もあるようなので、あわせて参考にしてもらえればと思います。
実際にまわった遊び場
開館とほぼ同時に入館し、まずは館内のいろいろな遊び場をまわりました。クジラのキャラクターがいる広場、雲の上にいるような気分になれる「雲の国」、ドキンちゃんやバイキンマンのバウンドするボールで遊べるエリア、ジャムおじさんのパン工場をモチーフにした家、バイキンマンのメカやドキンちゃんのUFOなど乗り物がある遊び場、ミュージアム入り口に立っているアンパンマンの銅像の前での記念撮影、といった感じで一通り楽しんできました。







この銅像の前は写真スポットになっていて、来館者どうしで列を作り、自分の後ろに並んでいる人が自分の写真を撮ってくれる、という形で自然に回っていく仕組みでした。父さんくらげが行ったときは5組ほどが並んでいましたが、たまたま後ろに並ぶ人がいなくなったタイミングで、前に並んでいた方が「撮りましょうか」と声をかけて撮ってくださいました。この時点では、とても気持ちの良いスタートでした。
この日は電車で来館しました。館内の移動はベビーカーとオンブを併用しながら進めました。動きにくいところはオンブに切り替えたり、ベビーカーを少し脇に置いて動いたりしていたので、移動そのものにそれほど不自由さは感じませんでした。設備を見る限り、車椅子でもきちんと動けるように作られているのではないかと思います。
ショー鑑賞で感じたこと
館内のショーはとても人気があって、始まる前からたくさんの人が場所取りをして並んでいます。ここで感じたのは、障がいがあると長時間並んで待っているのが難しい場合が多く、早めに行って良い場所を確保したくてもできず、結局後方になってしまうということです。父さんくらげは肩車をして長男くらげに見せてあげましたが、こういう対応にならざるを得ないのだと思います。肩車越しではありましたが、長男くらげは終始笑顔でショーを楽しんでいました。
当日は車椅子を利用している方は見かけませんでしたが、車椅子だと前の方の席には座れず「後ろに回ってください」という案内になりやすいのではないかと感じました。実際、他の利用者のレポートでも「ショー観覧時に車椅子だと一番後ろの端に案内されがち」という声があるので、父さんくらげの推測とも重なる部分です。

もうひとつ気づいたのは、来場している家族の構成です。子ども1人に対して、両親に加えて祖父母までついてきているようなご家族もあり、会場全体としては子どもより大人の人数のほうが多いような印象を受けました。
スタッフさんの対応で感じたギャップ
ここまで書いてきたとおり、割引制度やバリアフリー設備という「会社としての取り組み」は非常に手厚く、障がいのある子どもへの理解がしっかりある会社なんだろうな、と感じていました。だからこそ、実際に現場で対応してくれたスタッフさんの障がいへの理解が、正直がっかりするくらい追いついていないと感じる場面がありました。誤解のないように書いておくと、「障がいがあるんだから特別扱いしろ」と言いたいわけではありません。ただ、これだけ会社として障がい者向けの取り組みをしている施設なのに、現場の理解がここまで追いついていないのかと、正直残念に思いました。象徴的だったのは、館内の有料撮影スポットでの出来事です。長男くらげが少し興奮して声をあげた瞬間、スタッフさんに驚いたような・怒ったような表情をされてしまい、その後フォローもないまま、少し経つとやんわりと「また今度」と切り上げられてしまいました。アイスなどを買った売店での対応も、これまでまわった他の施設と比べると物足りなく感じました。これは2024年12月、今から2年近く前に感じたことなので、今はきっと状況が変わっていることを願っています。
まとめ
横浜アンパンマンこどもミュージアムは、障害者手帳(本人+付き添い1名)で入館料が半額になる手厚い割引制度があり、スロープやエレベーター、各階の多目的トイレなど設備面のバリアフリーもよく考えられている施設だと感じました。会社としての障がい者への理解や取り組みは、間違いなくしっかりしていると思います。
一方で、現場のスタッフさんの対応には、特に知的障害のある子どもへの理解という点で、まだ改善の余地を感じる場面もありました。これから障がいのあるお子さんを連れて訪れる方は、事前にこうした面も知っておくと心構えができるかもしれません。制度・設備は本当によくできている施設なので、今後スタッフさんの対応もさらに良くなっていくといいなと思っています。
長男くらげ自身はショーなどで終始笑顔で、純粋にとても楽しんでくれていました。長男くらげ視点なら楽しさは★4をつけたいくらいです。一般的なご家庭であれば、間違いなくおすすめできる施設だと思います。ただ、障がいのある子どもの親という立場だけで振り返ると、正直へこまされて帰ることになり、楽しさは★0、「もう一度行きたい」とは思えなかったというのが、父さんくらげの率直な感想です。
くらげ父さん、今日も漂流中🪼
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